「ただ、おことばを下さい」 ルカ7章1~10節

今日の箇所は、イエス様がカペナウムという町にいた時、その町にいた百人隊長のしもべをことばひとつで癒された場面です。百人隊長は、しもべを癒してほしいと、ユダヤの長老にことばを託し、イエス様に頼みます。それを受けてイエス様は、百人隊長の元に向かいますが、百人隊長は「ご足労くださるには及びません」、「ただ、おことばを下さい」と懇願します。その謙虚さとイエス様のことばへの信頼を見られたイエス様は「これほどの信仰を見たことがありません」と百人隊長を賞賛されます。そしてイエス様は、実際にそのしもべを癒されました。このことから教えられることは、第一にイエス様のことばには力があるということ、第二に百人隊長のように、そのことばの権威を認めて、信頼することの大切さです。その信頼すること、その心を持つ者こそ平地の説教で語られた真のキリストの弟子でした。私たちも、どんな状況下にあっても、「ただ、おことばを下さい」とみことばを慕い求め、そして信頼するキリストの弟子として歩んでいきたいと思います。

関連記事

  1. 「子なる神、イエス・キリスト」マタイ1章18~21節

  2. 「苦難の時の祝福」創世記41章50~52節 拝高真紀夫師

  3. 「わたしの名が天に書き記されている喜び」ルカ10章1~24節…

  4. 「キリストの福音にふさわしい生活」ピリピ1章27~30節

  5. 「神と和解する喜び」コロサイ1章21~25a節

  6. 「舟の右側に網を」ヨハネ21章1~14節 北野 献慈師