「聖霊によるとりなし」ローマ8章26~28節

 今日はペンテコステ礼拝です。聖霊なる神様を覚え、私たちの内におられることを心から感謝致しましょう。さて、ローマ書8章26、27節でパウロは聖霊のある働きについて記しています。それは「弱い」私たちを助けてくださるということ。そして私たちのことばにならないような祈りも、御霊ご自身がうめきをもってとりなしてくださるということを明らかにしています。まずここでパウロは御霊の働きについて語っているのですが、「弱い私たち」、「どう祈ったらよいかわからない」というシチュエーションを設定しています。つまり、神と敵対し(同章7節)、距離を取ろうとする肉の弱さを持つ私たちを聖霊は助け、そして私たちの身に起こる様々な悩み苦しみ、試みの中にあって、たとえ、ことばにできないような祈りさえも、聖霊が父なる神様にその祈りを届けてくださるというのです。そして神のみこころに従って御霊はとりなし、私たちの身に起こることを共に働き「益」、「良いもの」にしてくださるというのです。ですから「弱さ」を自覚させられ、祈れないというシチュエーションは、聖霊なる神様のお働きにあずかる機会とも言えます。聖霊は私たちが「神の愛から引き離されないよう」(同章39節)内在しておられるのです。

関連記事

  1. 「ヤコブの12人の息子たち」創世記44章27~34節

  2. 「沈黙から神への賛美に」使徒の働き11章1~18節

  3. 「イエスは生きている」使徒の働き25章13~27節

  4. 「主が御顔を向け平安を与えられる」民数記6章26、27節

  5. 「捨て石が要の石に」ルカ20章1~19節

  6. 「信仰のみ、恵みのみ」 使徒の働き15章1~12節