「すったもんだと別れがありまして」使徒の働き15章33~41節 嘉数 修兄

2月27日の礼拝メッセージ録画は以下よりご覧いただけます。

https://youtu.be/CH9T

 パウロはバルナバに第二次伝道旅行を提案します。そこでマルコの起用を巡って激しい口論となります。結果、二人は別行動を取ることになり、パウロはシラスを連れて小アジア(トルコ)に、バルナバはマルコを連れてキプロス島に向かいます。
 まずは神様の評価に目を留めることです。お互い、人が人を評価することについては注意しなければなりません。もう一つは、神様が倒れた人を起こしてくださることです。
 バルナバの音信は途絶えてしまいますが、セカンドチャンスを与えられたマルコは成長して、パウロの晩年には「私の務めに役に立つ」(IIテモテ4章)と認められ、福音書の著者の一人となるのです。パウロにマルコを見る目がなかったか、バルナバが別行動を取ったことが正しかったのか、マルコが海外宣教師に相応しかったかどうかを議論するのは無用なことです。人の評価は一時的ですから。
 ルカはこの「争いと別れ」を事実として触れながらも4人が「兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発した。そして諸教会を力づけた。(使徒15章41節)」と結論づけています。私たちの教会ではどうでしょうか?

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