「思い図るところを超えて」ルカ5章1~11節 池淵 亮介主事

3月5日の礼拝メッセージ録画は以下よりご覧いただけます。

https://www.youtube.com/live/nMlD2WhCVT0?feature=share

漁師であったシモンにとって、4節の言葉は、少なからず反発を覚える、不愉快な命令であったと思われます。私たちは、みことばに従ったところ、うまくいく保証があったら、従うのは簡単です。しかし、ここでは、その先の保証が見えない「深み」へと漕ぎ出しなさいとイエス様はペテロに言われました。み言葉を聞く時、わたしたちは、このような状況に度々、立たされます。私たち信仰者の歩みは、いつもこの間で葛藤しています。それが、わたしたち信仰者の現実ではないでしょうか?しかし、ここでシモンは、イエス様の語りかけを聞いて疑いながらではありましたが、でも、結果、「そのとおりにした」のです。イエス様は、シモンに声をかけ、漁へと導きました。そして、その結果、シモン・ペテロとヤコブ、ヨハネは、イエス様に捕らえられ、この漁の後、イエス様に従う者となりました。私たちが人生を歩む中で出会う信仰の葛藤の中にあってこそ、自分の思い図るところを超えたところにある御心に信頼すること、そして、そのおかれた場所において語られたみことばに聞き従うこと。それこそが、私たちの受ける祝福の源となるということです。このイエス様の言葉によって、私たちはまだ見ぬ祝福の道へと招かれているのです。

関連記事

  1. 「わたしがともにいると励ます主」使徒の働き18章1~11節

  2. 「平安と喜びを携え来られる救い主」ヨハネ12章12~18節

  3. 「あなたの信仰があなたを救う」ルカ17章11~19節

  4. 「キリストの福音にふさわしい生活」ピリピ1章27~30節

  5. 「喜んで御国を与えてくださる主」ルカ12章13~34節

  6. 「心は内で燃えている」ルカ24章13~32節