「顔を神の国に向けて」ルカ9章49~62節 

 49節から62節には、神の国にふさわしい者とはどういう人かということにおいて、二つのことが取り扱われています。一つが、人と人と、または民族間の隔ての壁を壊して、他者を省みるということ。そして二つ目が、どんなことをも優先して、キリストに従うということです。二つ目のテーマに関しては、イエス様に「従って来なさい」と言われた人、「従います」と言った人、どちらも条件付きに返答しています。しかしイエス様は条件付きではなく、神の国の民としてふさわしくありなさいと勧められます。イエス様こそ、十字架によって敵意と隔ての壁を打ちこわすために、神様のみこころに従順に従われました。そしてこの箇所では、そのみこころを成就するべく、毅然と御顔をエルサレムに向けて進まれています。私たちも、「鋤に手をかけてから後ろを見る」のではなく、イエス様のように毅然と顔を聖なる都エルサレム、神の国に向けて、歩んでいきたいと思います。

関連記事

  1. 「子なる神、イエス・キリスト」マタイ1章18~21節

  2. 「キリストの言うことを聞け」ルカ9章28~36節 

  3. 「小さなことにも忠実な良いしもべ」ルカ19章11~28節

  4. 「聖霊によって変えられる」使徒の働き10章1~23a節 

  5. 「キリストの十字架上の叫び-彼らをお赦しください-」ルカ23…

  6. 「試練とともに歩むために」出エジプト記15章22~27節 松…