「私たちを用いてくださる神様」エステル記4章13~14節 

 古代ペルシャ帝国でクセルクセス王が治めていた時代、神の民であったユダヤ人が皆、滅ぼされてしまうという危機がありました。結果として神様は、その危機からユダヤ人を守ってくださったのですが、エステル記は、その危機からいかに神様は救ってくださったかを鮮明に記し、私たちに教えています。神様は、この危機から救う時、神様の直接的な力や奇跡を起こしてユダヤ人を守られたのではなく、モルデカイとエステルを用いて、救いのみわざを成し遂げられました。エステルは、幼い時に両親を亡くし、親戚であったモルデカイの元に預けられ、養女として育ちました。一見、悲しい人生を歩んできたエステルでしたが、神様は、ユダヤ人滅亡から救い出す人としてエステルを用いたのでした。その後、守られたユダヤ民族の中から、まことの救い主イエス・キリストが誕生します。私たちも、神様のご計画の中で、今それぞれのところに置かれています。そしてそこで神様は私たち一人一人を用いようとされているのです。

関連記事

  1. 「一羽の雀さえ」ルカの福音書12章1~12節 

  2. 「神の賜物である聖霊」使徒の働き2章33~39節

  3. 「苦難の中で見出す、真の幸いと祝福」Ⅱコリント4章6~11節…

  4. 「あなたのためのクリスマス」ルカ2章10,11節

  5. 「賜物を用いて仕え合う」Ⅰペテロ4章7~11節   成実 …

  6. 「『鎖と苦しみ』を通ってでも届けたかった福音」使徒の働き21…