「主を信頼する者の生き方①―試練の中にあっても―」 使徒の働き27章1~12節

10月8日の礼拝メッセージ録画は以下よりご覧いただけます。

https://youtube.com/live/yleuPjpbpzA

ローマへの道が記されている27章を、3回にわけて「主を信頼する者の生き方」というテーマで見ていきたいと思います。27章は、パウロが何を語ったかということよりも、パウロが試練の中でどのように生きたか、信仰をどのように働かせたかに、より焦点を当てています。パウロは、いろいろな思惑が交錯する中、今の時期の長距離での航海は無謀であると警告します。ところが、船長は船出することを決め、百人隊長をはじめ多くの人は、船長を信用しました。結果としてパウロの言葉通り、危険な目に遭うことになります。パウロは、船長より海に詳しかったわけではなく、常識的に判断しただけでした。どんな思惑にも惑わされず、多数の意見にも流されず、しっかり自分で考えて、自分の益よりも周りの人のいのちを優先し、語っていったのです。神を信じ、信頼して、信仰を持って生きるというのは、自分で考えずに、「神に委ねる」を建前に、流されて生きるということではありません。むしろ、私たちに与えられている理性を、神によって豊かに用いていただき、自分でしっかりと考え、決断していくのが、主を信頼する者の生き方です。

関連記事

  1. 「いつも喜べる理由がある」Ⅰテサロニケ5章16~18節

  2. 「罪人を救うために来られるキリスト」Ⅰテモテ1章15節

  3. 「神の右の座に着かれるべきお方」ルカ22章63~71節

  4. 「勇気を出して」使徒の働き23章11~22節

  5. 「しかし、ザアカイは立ち上がり主に言った。」ルカ19章1~1…

  6. 「ヤコブの12人の息子たち」創世記44章27~34節