「ただ信じていなさい」マルコ5章21~43節 松田 悦子師

 会堂司ヤイロは、会堂(ユダヤ人の礼拝場所)の責任者で、人々からも尊敬される立場でした。そのヤイロが、イエス様の前にひれ伏して、重い病気の娘に手を置いて救ってくださいと願います。イエス様はヤイロと一緒に家に向かいますが、その途中、12年間長血を患っている女がイエス様の衣に触れるという出来事が起こります。女のために足止めされているところへ、ヤイロの家から「お嬢さんが亡くなった」と使いが来ます。絶望するヤイロにイエス様は「恐れないで、ただ信じていなさい」と言われます。家に着くとイエス様は娘を生き返らせてくださいました。娘の死の知らせという絶望的な状況で、ヤイロは「ただ信じていなさい」というイエス様のことばを握りしめました。人間的に考えるとどうにもならない絶望や恐れの中でも、他の何ものでもなく、ただイエス様のことばを信じ、信仰によって依り頼むとき、神様は私たちの理解を超えた大いなるみわざを行ってくださいます。

関連記事

  1. 「イエスの埋葬」ルカ23章50~56節

  2. 「キリストの復活があなたの喜びとなる」ヨハネ20章1~2、1…

  3. 「主があなたを祝福し守られる」民数記6章22~24節

  4. 「苦難の時の祝福」創世記41章50~52節 拝高真紀夫師

  5. 「正義と神への愛をおろそかにしては」ルカ11章37~54節

  6. 「死者の復活という望み」使徒の働き23章1~10節