「主が御顔を向け平安を与えられる」民数記6章26、27節

 「アロンの祝祷」三つ目の祝福として神様は、「主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように」と祝福くださいました。まず「主が御顔を向ける」ということですが、これは神様と私たちの親しき交わりを意味し、具体的には、主は私たちの祈りを常に聞いてくださるという祝福です。また「平安(シャローム)を与える」というのは、聖書全体を貫く大きな神様の祝福です。聖書が言う平安(シャローム)とは、平和、健全、繁栄、報いなど神様の良い賜物の総称なようなものです。主の秩序にある状態、主のご性質に満ちたところとも言えます。そしてこの平安(シャローム)は、イエス様によって完全に実現し(エペソ2章15節)、キリストを信じるすべての人に、この平安(シャローム)が与えられ、その内に加えられました。私たちはこの祝福の只中に歩まさせていただけることを感謝しつつ、完全ではないアロンの口を通して、この言葉を述べさせたように、私たちもこの祝福を取り継ぐ者として、この社会に、世界に、祝福の言葉を宣べ伝えていきたいと思うのです。

関連記事

  1. 「約束の聖霊を受けて歩む幸い」使徒の働き19章1~7節

  2. 「みことばの礎の上に」 ルカ6章46~49節 池淵 亮介主事…

  3. 「心は内で燃えている」ルカ24章13~32節

  4. 「弱さを通して神さまに本音で話す」Ⅱコリント12章7~10節…

  5. 「あなたのためのクリスマス」ルカ2章10,11節

  6. 「私たちの信仰の置き所」ルカ8章19~25節