「賛美の中のエルサレム入城」ルカ19章29~40節 

 今日の箇所からいよいよイエス様の宣教活動のクライマックスに差し掛かります。エルサレムに入城されようとするイエス様は、弟子たちに命じて子ロバを連れて来させます。そしてその子ロバに乗り、エルサレムへと入っていきました。イエス様をこのユダヤを救うメシアとして待望していた人々は、エルサレムに入ってくるなり、大声で賛美し、「祝福あれ、主の御名によって来られる方、王に」と救い主の入城を心から喜び、ほめたたえました。ところが、それを聞いていたパリサイ人の何人かがイエス様に、そのように賛美することを叱って欲しいと願い出ますが、彼らに対して「もしこの人たちが黙れば、石が叫びます」と救い主への賛美は止まないと告げられます。イエス様の子ロバに乗ってエルサレムに入城されることは、旧約聖書(ゼカリヤ書9章9節)のことばの成就であり、このことを通して、世界をすべ治められる王、「平和の君」としてご自身を表されました。私たちが賛美すべきお方は、この救い主なるイエス・キリストただお一人です。この方が来られたから、私たちの口に救い主をほめたたえる賛美が生まれました。今この時、私たちも再び来られる主を賛美を持って待ち望みたいと思います。

関連記事

  1. 「ただ神のみそばに」詩篇73篇

  2. 「聖霊によって変えられる」使徒の働き10章1~23a節 

  3. 「主が御顔を照らし恵まれる」民数記6章25節

  4. 「天にも地にも大きな喜びが」ルカ2章8~13節

  5. 「神のものは神に」ルカ20章20~26節

  6. 「キリストの血による新しい契約」ルカ22章20~23節