「主を信頼する者の生き方①―試練の中にあっても―」 使徒の働き27章1~12節

10月8日の礼拝メッセージ録画は以下よりご覧いただけます。

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ローマへの道が記されている27章を、3回にわけて「主を信頼する者の生き方」というテーマで見ていきたいと思います。27章は、パウロが何を語ったかということよりも、パウロが試練の中でどのように生きたか、信仰をどのように働かせたかに、より焦点を当てています。パウロは、いろいろな思惑が交錯する中、今の時期の長距離での航海は無謀であると警告します。ところが、船長は船出することを決め、百人隊長をはじめ多くの人は、船長を信用しました。結果としてパウロの言葉通り、危険な目に遭うことになります。パウロは、船長より海に詳しかったわけではなく、常識的に判断しただけでした。どんな思惑にも惑わされず、多数の意見にも流されず、しっかり自分で考えて、自分の益よりも周りの人のいのちを優先し、語っていったのです。神を信じ、信頼して、信仰を持って生きるというのは、自分で考えずに、「神に委ねる」を建前に、流されて生きるということではありません。むしろ、私たちに与えられている理性を、神によって豊かに用いていただき、自分でしっかりと考え、決断していくのが、主を信頼する者の生き方です。

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