「永遠のいのちを受け継ぐには」ルカ18章18~30節

 今日のところ、ある青年指導者がイエス様に「何をしたら、永遠のいのちを受け継ぐことができるのか」と問うてきたところから始まります。その問いに対してイエス様は、十戒の後半部分を知っているはずと前置きした上で、「あなたに欠けていることがある」と言われ、彼が持っている財産を貧しい人に分け与え、天に宝を持つことを勧め、イエス様に従って来るように招かれました。ところが彼は非常に悲しんで帰っていきます。彼の宝であるお金を手放すことができなかったからです。続けてイエス様は、「神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者は、必ずこの世で、その何倍も受け、来るべき世で、永遠のいのちを受けます」と教えられました。お金や家族を捨てることを勧めておられるのではなく、ここでイエス様が一貫して問われていることは、神様を私たちの主とするということです。神様との関係が何よりも大切であり、この関係があるからこそ「永遠のいのちを受け継ぐ」ことができるからです。そして神様を第一にするからこそ、この世で何倍もの祝福を受け取ります。私たちも「何をしたら」と考えがちですが、「人にはできないことが、神にはできるのです」とあるように、神様との関係を見直し、聖霊の働きに委ねていきたいと思うのです。

関連記事

  1. 「あなたがたのために立てている計画」エレミヤ 29章10~1…

  2. 「光の子どもとして歩む」ルカ8章26~39節

  3. 「辱めをものともせず」 ヘブル12章2節

  4. 「神の栄光を携え来られる救い主」 ヨハネ11章1~6, 39…

  5. 「神と富とに仕えることはできない」ルカ16章1~13節

  6. 「『鎖と苦しみ』を通ってでも届けたかった福音」使徒の働き21…